(トレードは自己責任でお願いします)
認定テクニカルアナリストのぐりーんです。
私が運営しているメンバーシップで読者Aさんから質問をいただきました。
読者Bさんが回答をくれたのですが、それを見て目から鱗が落ちました。
上昇の天井で利確できるインジケーターとは
簡単に言うとこんなやりとりでした。
【読者Aさんの質問】
めっちゃ上昇が続いたけど、途中で利確せずに天井で利確できる手法ってありますかね?
【読者Bさんの回答】
ありますよ。ATR TrailingStopを使って機械的に利確されてはどうですか。
実際のやりとりはこちら。
【読者Aさんのご質問】
【読者Bさんの回答】
どうやら、ATR TrailingStopというツールを使えば、
上昇が長く続くチャートで、途中うろたえることなく天井で利確できるのだとか。
見方は簡単に言うと、緑色の線は買いサインで赤色の線が利確サインのようです。
確かにこれに従えば、上昇を丸ごと取れていましたね。
チャートをみると、上昇中の所々で陰線の出現や短期足を割る場面が見られます。
一般的な手法ではどこかでチキン利食いをしてしまうでしょう。
実際に私も途中で利食いをしてしまいました。
ATR TrailingStopとは
ATRとは「Average True Range」の略称で、
相場のボラティリティを示す指標としてウェルズ・ワイルダー氏によって考案されたようです。(RSIの考案者としても有名)
ボラティリティを示すと言えばボリンジャーバンドが有名ですが、ATRもボラティリティを見る客観的な指標として有能なようです。
有名なインジケーターなのでTradingViewやMT4にも最初から入っています。
チャート下の赤い線のインジケーターがATRです。
「Average True Range」と言うと難しい感じもしますが、要はローソク足1本の平均的な値幅です。
オシレーター自体は相場のボラティリティの上下を示します。
例えば上昇中であればトレンドに勢いが付いていると解釈できますし、逆に下落中なら保合いに入っていると解釈できます。
では、その情報をどう活かすか?ですね。
結論としてはATRはTrailingStopや損切りをする際に最高に役立ちます。
(※TrailingStop:価格と一定の距離を保ちながら損切り位置を更新する機能)
ATRはその時々のボラティリティの推移を示すわけですから、今の2倍のATR分だけ逆行したら利食いしようとすれば、その時のボラティリティに合った適切な値幅で利食いができるんですね。
(この辺は、意味わからなくてもOKです)
以下のチャートのようにインジケーターに沿ってエントリーと利確ができます。
ATR TrailingStopの設定方法
①インジケーターをクリック
②「CDC ATR」と検索入力し、「CDC ATR Trailing Stop V2.1 (2013)」を選択
③以下のメッセージが出てきたらインジケーター表示数の制限に引っかかっています。
Basic版は3つ、Pro版は5つまで表示できます。
この場合は別のインジケーターを1つ消すかアップグレードが必要です。
Basic版の3つだと少し足りない気もするのでこの機会にアップグレードを検討してもいいかもですね。
本を月に1冊買うくらいの値段だと思って私はPro版にしました。
以下のようにインジケーターが表示されたら完了です!
いくつか過去チャートを表示させて試してみるのもいいかも知れませんね。
まとめ
「長く続く上昇チャートを天井で利確できたらいいのに!」
こんな悩みを抱えるトレーダーは多いはずです。
そんな時に「ATR TrailingStop」を利用する方法があります。
トレードに100%はありませんので自己責任になりますが試してみる価値はあると思います。
最後までお読みいただき有難うございます。
よかったら私が運営させて頂いているメンバーシップものぞいてみて下さい。
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